集合論(第1回)
集合論インデックス[第*章論理記号(読み方)~第1章の集合演算まで]
最初なのでまだそれほど難しくない.
一点つまづいたところがあった.
1行目→2行目
ベン図を書けば自明なのだが,それでいいのかという疑問.
よく考えると分配則を適用しただけだった.
授業でブール演算の勉強をしていた時も同じような疑問を感じた記憶がある.
果たして,サイト内には『ベン図は証明ではない』と書いてあって納得.
先ほどの式変形は分配則を公理とし,その上で行われたモノである,ということ.
初歩的なことだが勉強になった.
あと,
について.
下はcが要素,{c}が集合を表すのでそれぞれの意味は異なるということ.
これはわかるが上がよくわからない.
cが要素ならc∈Aは「cは集合Aの要素である」となるが,
{c}が集合なら{c}⊂Aは「集合cは集合Aの要素である」となるのではないか.
それなら後者は集合を元にもつ集合ということで,前者と同じとは言えないのではないか.
この話は後の議論にはあまり関係がないのでそれほど気にする必要はない,と書いてはあるが一応気になったのでここに記しておく.
後で見返すとまた違った印象をもつ可能性もある.
(追記)
F田さんより,
{c}⊂A
⇔「集合{c}が集合Aの部分集合である」
⇔「要素cからなる集合{c}が集合Aに含まれている」
⇔c∈A
とのこと.
根本的な理解があやふやだったと思われる.
ありがとうございます.
次回は集合の基本3(集合系、集合族など)から.